2019年04月13日

本末転倒な定数削減とならないか

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議会や日ごろの議員活動が見えにくい事、市民との距離が遠い事、透明性に欠けること、市民の声が届いていないこと、他にも課題が挙げられます。

議会の改革の1丁目一番地って?
議員数を減らすこと?
議員の資質向上ではないのかと思います。

市民のみなさまには動きが見えないのでは、議員の資質を問われると、議員数の削減のお声が上がってきます。

草津市は有権者が増えています。
その中での議員数は、過去の32から24まで減らしてきています。
今も全国的に減らすところがあります。

自治体の議員を地域から出す意識がまだまだ多くあります。
地域だけの意見を議会へ届けるのは、自治会長やまちづくり協議会の範疇だと思っています。

地域の課題が、市内の中でも同じことがどれほどあるのかどうか、データーを解析して、優先順はどうなのかこれを重要視し、予算の執行はこれでいいのかを判断するのが、税金を報酬としていただく議員の務めではないかと思っています。

3月17日の勉強会の市民のご意見抜粋でもこれらのことが上がっていました。

他府県の議会で昨年十二月、定数削減を求める住民の請願を反対多数で不採択にしました。
統一選が近づき、定数割れが現実味を帯びると同じ議会が一転して削減を決めました。

地元では、現職議員が特定の新人を当選させないために定数を減らしたとの見方も出ています。
議員が、立候補予定者説明会に定数ぎりぎりしか出席しなかったことに触れ、削減の必要性を訴えていました。

これに関して、明治大の牛山久仁彦教授(地方自治論)は
議員の利害や有権者の目を気にして定数を減らすとすれば本末転倒。無限に減りかねない」として、なり手を増やす努力こそ王道と指摘

「投票率が低い若年層の意見を反映させる機会を増やすなど、議会の機能を高める努力が必要だ」と訴えていらっしゃいます。
posted by fusako at 11:14| 議員活動のこと